2010年08月25日 22時39分 | カテゴリー: ツーリング2010

8月25日 多分10日目  そろそろツキが落ちてきた。転倒にメガネ紛失etc

3泊もしてしまった別海をやっと出発。今日は晴れだから稼がなきゃ。まず根室で南側からみた風蓮湖を反対側から行けるだけいってみよう、と出発。単純な地形の割に迷いかけたがナビのお陰でなんとか244から475の長い道道を走っていく。両側が海と湖沼という珍しい地形は楽しい。途中、漁業の小屋などが有る以外はなにもないし、ネズミとりなんぞあるはずもないからセローでも100k近くで飛ばす。

転倒中は起こすのに必死で記念撮影どころじゃないよ友人のバイク好きが「バイク乗りはなぜか先っちょまでいきたがるんだ」というていたが、たしかにこういう地形だと先端までいきたいのね。それが失敗のもと であった。ところどころのダートはなんなく通過したが、あと先端まで50メートルぐらいで突然、砂浜になった。よせばいいのにつっこんでみごとに前輪が埋 まってしまい、あっというまにバタンと倒れる。苫小牧以来3度目か。起こそうにもフルに荷物を積んでるから無理。荷物はテントや箱もふくめて25kgぐら いのものなのだが、110kgあまりの車体がしっかり重くなる。

コンプレッションテープと箱の組み合わせはこういう時でも威力を発揮してサッと箱をはずしてからうんこらしょ、と持ち上げてよいしょよいしょとバイ クをおして脱出するまで10分ぐらいだったか。誰かきたら格好悪いことはなはだしいが幸いどなたもおいでにならず無事脱出した。直後にケータイが鳴って一 瞬あせったが、光が強すぎてケータイ画面が見えないから、見ないことにする。あたりを見物する余裕もなくして早々に退散。

そのまま野付国道を北上して、今度は「日本最大の砂嘴」野付半島の先端までいってみようとおもった。「トドワラ」ってなんだっけ?いってみりゃあわかるだ ろう、と。これが風蓮湖よりもっと長い。内側に枯れ木のみえる湖、外側はオホーツク海ってたしかに珍しい地形だ。こちらは道もしっかりしていてダートもな いから時間はかかったがちゃんと自然観察センターだかに到着。 素人にもこの希有な環境の価値がわかるように説明していてけっこうよくできた施設だった。ただ自然音痴だからアイスクリームなめて戻ることにした。こうい うところにくると野鳥とか昆虫とかに興味と専門的な目をもつ友人が何人かいるが羨ましいね。なんせ自分にはせっかく貴重な生物が目の前にあらわれても「大 きな鳥」とか「変な虫」程度の知識しかないからなあ。ま、それなりの時間をかけて眼力を養わないかぎり自然、といえどもただのレベルの低い「情報」でしか ないからな。諦めよ。

知床は去年行ったし、どうせ先までいけないし、遊覧船にのるのもかったるいしパス。「♪しれ〜とこ〜の岬にぃ」と唄いながら横目でみながら網走へ。ここで 前方遙かに暗雲がわいているのに気がつき、刑務所前でカッパを着て雨着のズボンを履く。バイクで雨に遭う前に雨具をつける、というのはツーリングでは高等 技術に属する。名人はUターンして安全な場所まで逃げて雨具をつけてからもういちどUターンする、といわれるぐらいだ。大体は止まろうにも止まる場所もな くびしょ濡れになっちまう。

だが、場所が悪かったね。刑務所は名所らしくて、前のちいさな駐車場は有料なんだな。300円とかだろうけど、カッパ着るだけで刑務所を見ないのに駐車料 金を払う、というのはいまいましい。歩道にバイクをのりあげてそこで着る。 皮靴にスパッツをつけて雨着をはいて、とかは結構面倒なのだ。さんざもたついてやっと着込んだ途端に大粒の雨がポツポツ降ってきたときは「やったー!」。 自分が雨着と格闘しているときもどどーっと何台もアメリカン族が追い越して雨雲方面につっこんでいったが、たぶん叩かれているだろう。そう思うと密かに優 越感を覚えるのが我ながら浅ましい性根である。

 

そういう心根だから雷雨は10分ばかり猛烈に降った後止んでしまった。また太陽がぎらぎら照りつけるとなると、雨具なんざ着ちゃ居られない。脱いでしまう のにまた時間がとられる。こういう無駄な時間はツーリングのボディブローであとで効いてくるのだわ。現にこの日、この後、ホタテカレー食った佐呂間でなん とメガネを紛失してしまうのだ。目的地のキャンプ場が遠いのでつい出発をあせったのがわるかった。いやはや情けない。Iphoneの御仁を嗤えたもんじゃ ない。

げんなりショックのまま丸瀬布のキャンプ場へついたら暗くなっていた。泊まり客も自分だけ。えらく寂しいかぎり。まだ8月だってえのに北海道のキャンプ シーズンはもう終わりなんだろうか。ただここの温泉はすばらしかった。これがなかったらめげただろうな。上士幌といい丸瀬布といい過疎地の町民温泉は一流 ホテル以上なんじゃないかしら。もっとも一流ホテルに一泊もしてないからしらないけどね。

執筆者: Jun