2010年08月26日 22時12分 | カテゴリー: ツーリング2010

またも転倒 今度は林道で 8月26日 丸瀬布から小樽へ

他に誰も宿泊者のいなかったキャンプ場で早朝5時に目が覚める。昨日炊いた飯の残りに永谷園のお茶づけ海苔かけてサラサラと朝飯すませちょっと濡れたままのテントをたたむ。管理人が来るのは8時とのことなので、利用料500円を受付台にメモつけて置いてさあ出発。さてどっちへいこうか。

さてどっちへいこうか。この先、おもしろそうなのは函岳とかいうところで、ダート道のぼると運が良ければ太平洋と日本海が両方見える、という地点。しか し、そこだけ行くのもなあ。音威子府とかあのへんはもっとゆっくりまわりたい。いっそツキもないから一旦、友人のいる小樽へもどろう。 驚いたことに丸瀬布は高速道路がきている。それもなんだかタダなんだ。ずっと岩見沢まで無料だという。これは使ってみよう。北海道の高速ってあまり走った ことがない。

早朝のことでほとんど車がとおってない高速を80キロから90キロペースで走り出すと、さすがに早い。下道なら3,4時間かかりそうな旭川ち かくまで1時間半ぐらいで着いてしまった。これなら早朝4時の新潟発小樽着のフェリーでくれば、そのまま一気に佐呂間まででもこられる。まあ、そんなこと しちゃつまらないけど。 あっさり旭川へ午前中もはやいところ着いてしまった。そのまま走ってるうちに、ふと昨日キャンプに着いたときにあまりガソリンがなかったのを思い出した。

わが旧セローは燃料メーターなんかないから走行距離で大体のところを測って給油するんだが、その積算メーターが壊れかかっていて時々動かない。で、いま一 体何キロなのかよくわからないときがある。 この時もそうで、通常給油時にゼロにして200kmになったら入れるはずが、なんだかしらんが300kmを越えている。でも高速だしそのうち給油所がある だろう、とおもっていると、これがいつまでたってもないのだな。そのうち「給油所は砂川」なんて表示があったよ。砂川っていったら滝川より先だし、なんだ かあぶねー。こんなところでガス欠してJAFなんかよんだらとほーもない高いガソリンになっちまう。あわてて次のストップで本来、林道非常用に携帯してい る750ccの非常用ガソリンを補給。これで20kmはオッケー。タンクのコックをonにしたらあと1リットルあるからなんとかなるべい。しかし、高速で ガス欠の心配とはね。 次の出口が深川だったので迷わず高速をおりてSSにまっしぐら。9.5リッター入った。つまり残量あと0.5リッター。コックを倒しても足りず非常用ガスで 走っていたことになる。危ないところだったわい。

深川の道の駅では250ccのアメリカンに乗った72歳の札幌のライダーに話しかけられた。とてもその年にはみえない。昔は1700ccのアメリカンに乗って全道をふっとばしていた、という。アメリカンてえのは北海道だとたしかにどこよりもぴったりくるかもしれないな。

そのあと、このまま札幌へ国道12号や275号で戻ったんではつまらんから、おもいついて石狩川の土手を走ってみた。舗装されているところもそうでないと ころもあったが、誰もいないし、見晴らしは抜群だし結構10kmぐらいのダート状態がいっぱいある。稲穂の海の中を遠くの山波をみながら対向車なんぞ一切 なし、という環境は本州では得難い。それに石狩川はまだ原始河川状態で護岸がコンクリートで固められてないところがそこそこあって、馬が放牧されていたり する。まさにカントリーロード。バイクでなければ通行不能だがヒグマもゼッタイでそうにないし、いいことだらけだ。こりゃ根釧ばかりが北海道らしい、って わけじゃないんだな。

 

滝川周辺の石狩川堤防を走る

3時間近くこんな道をさがしては走り、とやっていたらさすがにちっとも札幌方面に近くならないね。これならいっそ海岸を走って帰ろうと厚田あたりにぬけら れそうな道を探すが、意外にないんだな。それでも強引に厚田のキャンプ場を入力してそれらしいところを走っていったが、最初自信ありげに案内していたナビ の音声が途中で沈黙。地図の道も50m表示にしてもか細い一本線になってしまって、いつのまにか完全なスゴイ林道になっちまった。

こりゃ大もうけだ、と上がっていくと月形ダムだかいうところにでて、役所の土木課職員らしいのが30人ちかくダムを調べていた。どうやら俺が別海に釘付け になっていたころ、この辺はとんでもない大雨で相当な被害があったらしいのだ。まあ、別に止められる気配もないので完全にスタンディングして林道をわけ いっていくと、ひどい状態。倒木をかいくぐると、道が半分えぐられていたり、さすがにこりゃヤバイかしらん、とおもいはじめてまもなく、別の倒木で完全に 道がふさがれてしまった。3,4キロは入ったんだがまだ先はおそらく北海道のことだから2,30キロはあるだろう。倒木をノコギリで切って進んでもおそら くまた障害にぶつかるね。

ま、適当にスリルも楽しんだからいいか、と引き返す。と来るときはみえなかった道の落盤が反対側からだとおもったより深くえぐれているのがみえたり、いや はや、おっかない。結構やばいところを調子にのって突破してきたんだなあ、と感心してると、いきなり深い亀裂があって「いけね!」とおもったら転倒。まあ 30センチぐらいの路肩によりかかるようにだから転倒そのものはたいしたことないが、左足首をはさまれてしまって動けない。

こりゃまずいね。うーむ、無理に抜こうとすると足がエンジンにあたりそうになる。火傷しちゃうよ。でも、時速数キロの転倒だからケガはない。おちついて荷 箱のテープをリリースしてバイクを軽くしてからもぞもぞやってたらなんとか脱けた。あとは荷物をはずしてまたどっこいしょ、とバイクを起こす。

しかし、こんな誰もこない山道でもっとひどい転倒をしたらヤバイなあ、とおもっていたらなんと下の方からエンジンの音がしてさきほどの土木課職員らしいの が乗った乗用車が通り過ぎていった。こっちもあっちも目線をあわせないで知らん顔。きっと「わざわざ危険な道に踏み込むロクでもない爺だが、自分たちに止 める権限はないし」とおもってるんだろうな。あぶねえ、もうすこしでエエトシの爺が亀の子のように起き上がれなくなっているところを見られちゃうところ だったぜ。

この後はもう無茶はせずかんかん照りの太陽の下で濡れたままのテントやフライ、グラウンドシートを30分ほど干して積み直し。大札幌ccのわきのキレイな林道をぬけてなんなく小樽に帰還。ひさしぶりに友人とちょっと上品すぎるけどまず結構なジンギスカンな ど食いに行く。

執筆者: Jun