2010年08月20日 20時00分 | カテゴリー: ツーリング2010

美瑛の丘に感動するにはわしゃ爺になりすぎたわ

諸人こぞる美瑛の丘。ま、きれいなことはきれいだが北海道4日目 8月20日 「今、北海道を代表する美」とかの美瑛の丘陵地帯をバイクで走る。 こういう風景が有る意味今の日本の若者に受けちゃうんだろうな、というのはわかる。牧 場ではるかに山があって谷間にしては割に広々としている。それでいてヨーロッパではなく、あくまで日本風の箱庭的なこじんまりとしたまとまりをみせてもい るし。

「星に手の届く丘」、「ケンとメリーの丘」とか「セブンスターの木」とか多分、広告映画にでもつかわれたとおぼしき名前がついている。聞くダニ軽薄な、景 色もさぞ迷惑で気恥ずかしいとおもってるんじゃないかな~、と同情したくなるが、なに、実はちゃんといかにもそれらしい観光客向けのログハウス風喫茶店み たいなのが開店して地元経済の受け皿になっているわけでべつに爺が文句いうこたあない。

ま、なかでは「ジェットコースターの道」というのがたしかにバイクで下るとそれらしい感じでうまいネーミングだなあ、とおもった。ただどれも短 い。むろん本州の道にしては十分ストレートで長いんだが、北海道としてみると2、3キロでおわっちゃうというのは物足りないんだな。これはまあ、一回来て みたらいい、ってえ感じだ。こういうちょいセンチな景色でロマンを感じるには爺になりすぎたわい。

というわけで、そのままバイクを十勝越えの方向に向けてから、裏道の253号で南下。なかなか狩勝峠までたどりつかない、その距離には「やっぱり 北海道は広いなあ」とちょっと感心してしまう。狩勝峠自体は古い峠で比較的平坦だからひらけたんだろう。「峠」というほどの認識もないうちに新得にはいっ てしまう。ここからはわずか4,5センチのマップルの地図の四角い道が実は30分ぐらいかかったりして油断がならない。キャンプ場もいっぱいあるが、上士幌航空公園にしてみよう。バイクをとめてコーヒーをのみながら

上士幌の町民温泉「ふれあいプラザ」は名前は平凡だがりっぱな風呂だったなあ。300円でこんなのがある、って他の温泉はたまったもんじゃないだ ろうな。もっともしほろ温泉、足寄温泉まではだいぶん離れているし、需要層も違うのだろうけど。帰りにセイコマでおかずかって、また2合の米を炊く。けさ も残り飯にお茶づけ海苔かなんかで早朝飯をしっかり食ったから昼過ぎの富良野道の駅まで全然腹がへらなかったわい。

執筆者: Jun