2005年11月15日
危険なWindows - Niftyサービスが仇

ニフティは、「@Niftyの“常時安全セキュリティ24”サービスが逆に、ユーザー間でワームが広がるのを助ける結果となってしまい、1518名がSasserワームに感染した」と11月15日に発表した。 :o これはニフティのサービスの不具合に起因していて、同社は既に修正を終えているが、もともとのワームに対してWindwos Updateによる感染防止を施していなかったセキュリティ24サービス利用者が被害に遭い、1518名の感染者以外に2717名のユーザーが利用するPCに対して感染活動が行われた、とも。

このことは、何らかのウィルス等防御サービスを利用していても、Windwos Updateを怠ってはならないことを示唆している。自社用として作り込んだアプリに関係した制約などからWindows Updateを行えない環境で、こうした外部のサービスに依存している場合だって、そこにリスクをはらんでいるのだ。 :-(

コンピュータの運用コストは、電気代のように払うべきものだと認識しないと、えらいことになる。面倒ならMacにすれば、安全性は若干高まる(絶対の安全なんぞはどこにもない)。自分の利用形態、利用範囲なら感染の恐れがないなどと過信しているユーザーほど危ないケースはないと常々感じているが、先頃のトレンドマイクロのウィルス騒ぎにしても、今回のNiftyのケースにしても、結局、他力本願では防御できないことを如実に示している。

自分の業務環境は自分で守るしかない。その手間・面倒を減らしたかったら、Widowsの利用を止めることだ。正直言って、Windowsに対する攻撃は我慢の限度を超えていると常々思う。自分のことで言えば、メイン環境をMacにしてからというもの、Windows XPに触らない限り、日々が平穏に過ぎている。それでなくてもストレスフルなのに、どうしてこの上さらにストレスが抱え込めるだろう。そして、その対策に社員が費やす時間や手間にまで賃金を喜んで払う経営者など、いるだろうか。 :?:
by DIGIBEAR