2014年01月04日 12時57分 | カテゴリー: 総合

健康器具としてのバイク

セロー1997大晦日からずっと朝のいい加減な庭ヨガをつづけている。大晦日と元日はいい天気で太陽礼拝ポーズも壮快だったが、昨日辺りから寒空に薄日。それでも続いているのは我ながら感心である。そのモチベーション維持装置がセロー。 冬は毎朝、毎晩、ちょっとづつエンジンをかけてやらないと翌日動かん。二日もさぼるともうキックをいっぱいくわせないとだめ。一週間サボるとキック50回でもダメでこちらの足の方が筋つってえらいめにあった。

で、iPhoneにタイマーをセットして毎朝11時にエンジン音が鳴るようにしてこの一ヶ月、ほとんど毎日、エンジンをかけるのが日課になっていた。次第に寒くなるにつれてエンジンがかかりにくい。これはわが身体といっしょじゃて。 秋の素晴らしい天気が続いた頃は、ホイホイ散歩にでかけたり、喜んで公園でヨタヨタとジョギングしていたのが、もう12月になると全然、やるきがなくなっちまった。この古バイクのエンジンとワシの身体は連動しとるのだ。ちょっとでいいから毎日、朝、エンジンをかけてやると回るが、ぎゃくにサボるとあっというまに固まっちまっう。かくて、毎朝、エンジンをかけたあとは、自分のエンジンをかける習慣になった。

木刀を軽く30回ほど色々な角度で振って(力をいれるとたちまちどこかが筋肉痛をおこすから軽く、がコツ)つづいて身体をデンデン太鼓のようにぶらふら左右に500回ほどふってやる。これも無我の境地とまではいかないが、な〜んもかんがえんでやる。そのあとヨガの足マッサージから太陽礼拝を数回行う。まあ、ざっと40分ぐらいかかるが、これでどうやら体中に、”オイル”が行き渡るらしくて以後、その日はだいたい快調に過ごせる。

夕方また、ちょっとタバコを吸いに庭にでたついでにバイクのエンジンをかけてやる。もうすっかり寒いからこちらは何もしないで、やがて晩酌のコースだがね。まあ、べつにそれでいい。かってわが師の野口三千三先生は「自分の体操をみつけなさい」という課題をくだされたが、どうやら今の自分にはこの程度が丁度良い体操、ということのようだな。

もはや筋肉モリモリ爺さんとか、マラソン完走爺さんを目指すのはやはり自分にはむかん。せいぜい、このバイクといっしょに身体を動かして、春先に「さあ、ツーリングにいってみようぜ」爺さんになれたらそれはなかなかの成果だ。キャンプ道具を積んで行こうなんて気力があればたいしたもんだ。そ、わが中古の1997年セローは、爺の「健康器具」。あは中古だからこの味わい…バイクより50歳年上の持ち主もそうありたいもんじゃて。

執筆者: Jun