2013年09月13日 11時58分 | カテゴリー: 総合

体重70kgラインを突破したぞい

体重が69kgを記録。これで5月の11日から4か月で5kg減量に成功。これはなかなかの成果だな。長い苦しい道のりだった…といいたいが、減りだしてからは結構楽んだっけ。最初はヨガからはじまって段々、レパートリーを増やしたんだが老人の身体の中に、まだこんなに色々できる能力が隠れていたのか、と発見するのはタ意外性に満ちた冒険なのであった。かって野口三千三先生が「自分の体操をみつけること、それがあなたの野口体操」といわれたが、あれから4半世紀たってやっとできたような気がする。

まずヨガはこの2年ぐらい、毎週1、2度、各1時間づつジムでやってきた。時にはサボっちまうこともおおかったが、なんせジムに高い金をはらっとるとおもうとそうサボってばかり居ると気分がわるくなるから、概ね毎週、2回は行ってる。ジムの「リラックスヨガ」は1時間コースで老人も結構多いからさほど難しくは無い。それと身体の可動部分が昔の範囲をとりもどし、バイクに乗って後ろを振り向くのが大義だったのが、軽々と振り向ける様になって、肩こりや腰痛もなくなった。やはり身体の関節があちこち錆び付いていたらしい。こうしてすこしずつかく部分の「蝶番」がうごくようになった。

ただこれをやってるうちにやはり腹がでっぱってるとできないポーズがある。たとえば上向きに寝ころんで足を頭のほうにあげるスキのポーズとか。ヨガだけだとどうしても運動量がすくないからカロリーは消費しないのね。ここからダイエットちう選択が産まれるんだが、これはなかなかむずかしい。もう老人だからそんなにメシなどくってやしないのだ。それでも多少は気をつける様にして一時は74kgを越えていた体重を71kg〜72kgにしたのが7月ごろ。

トレッドミルの上で走って、ノーチラスで筋トレとかもしてみたが、ここからはそう簡単に減らない。摂取カロリーに対して消費カロリーが足りない。だから後者を増やし、前者を減らす。ダイエットには要するにこれしかない。世に言われる様々なダイエットに効くとかいうインチキ食品にだまされちゃあいけません。ものすごく単純な理屈なのだが、さてこれをトレッドミルの上で鼠のように走るだけで減らそうと思うと1時間、黙々とやらねばならぬ。1度や2度はできても本質的に退屈に感じる自分はやっぱりそのうちやらなくなるのね。刺激がなさすぎる。

で、あるとき思い切ってヨガ以外の、筋トレとエアロビダンスのクラスをのぞいてみた。愕然としたね。筋トレの30分のクラスは3つのプログラムからなってるんだが前半でバテバテ。エアロビダンスはステップがふめなくてよろよろして隣の人とぶつかりそうになっちまった。 が、いい勉強になった。筋肉弱過ぎ。動きが悪過ぎ。これはリラックスヨガだけではなおらない。で、ちょっとそういうクラスに顔をだすことにした。おばちゃんばかり95%だからなかなか勇気がいる。

で、3回位でた。エアロビダンスはすごい。30分でトレッドミルの何倍も汗が出る。汗かき効果は極めて高い。しかしステップがわからないから、インターネットでエアロビクス入門のYouTubeをみて10日程自分でやってみる。筋トレもネットでいろいろみてみる。

で、エアロビの方は、自分が下手過ぎて、このまま通っても教師の真似をしてるだけでトレーニングとしてはイマイチの感。まあ、続けていればそのうち上手になるかもしれないが、まず自分の側にあれについていけるパワーもなければ、ダンスのセンスもないとなると、ときどき紛れ込んで形だけなにかしているオジさんみたいになっちまうのが目に見えとる。ま、それでもしないよりマシなんではあるが、なまじその動作の狙いがわかるだけに半端なうごきじゃその効果がないこともわかるのね。

筋トレはなかなかよくできているが、これもいまの自分の筋力ではついていけない。ついていけないことがわかったのが収穫で、そもそも自分の筋肉のどこをどう鍛えようかというのは自分でかんがえないといけないと当たり前のことを改めて感じた。これは少なくとも「毎日なんらかの筋トレをしよう」とい気持ちにさせてくれた。

年をとってから必要な動きや筋肉というのは、若い人や、中年ミドルともまた少し違う様なかんじがあるんだな。それにたいしてジムの筋トレやエアロビダンスはどうみてもありゃアラフォーぐらいにターゲットをしぼったプログラムだ。ついていけたらたいしたもんだが、やはりむりがあるなあ、とネットの「高齢者向けエアロビクス」なんてのをみて比較するとおもうんだよね。

で、自力で自分のペースで動きと筋トレができる方法はないか、とふと以前、買って読んだままほとんど実践はしなかった「デューク更家の1mウォーキング」が本棚でおいでおいでをしているのに気がついて読んでみた。

あ、これじゃ!とおもたね。ひとつひとつが独立していて30秒位でおわってしまう。で一見ものすごく簡単。でもやってみると、オヤオヤ、存外どれも手強い。なるほどこの手強さをかくしているから、短い時間でちょっとでいいよ、と何度も何度も更家氏がくりかえしているのだ。なんせ多忙な若い主婦層がターゲットだからね。続けてもらわないとはなしにならないからどれもちょー短いプログラムなのだった。 ところがどっこい、この薄い本に紹介されている短いプログラムを全部やると40分から小一時間かかるようになっている。エアロビクス教室の短いほうだと30分。だいたい似た様な運動量になる。それにマイペースでひいひいハアハアとやっていても誰の迷惑にもならない。

というわけで8月の20日あたりからこれをちょこちょこととりいれてみた。ビデオがあるからまあ動くのポイントもよくわかるしってんで、あまり人にはみせられないモデルさんのウォークみたいな動きを10種類位と、ストレッチと腹筋重視の筋トレを2週間つづけてきている。 効果はあった。これを初めてから体重がぐっと減るようになった。ずっと70kgラインの攻防を8月一杯続けて来たのが最近、破れたし、ヨガの先生に「身体がうごいてきましたね」「体幹がしっかりしてきましたね」と連続して褒められた。

更家方式には実は、どのショートプログラムにも「隠しプログラム」がはいっている。おもてむきは「お尻が格好よくなる」としかいわないが、実はバランス運動がほぼ全部に隠れているのだ。動きのなかのバランスは難しいだけに効くが、それだけやってると飽きちゃうし、できないからいやんなっちゃうんだが、こうやって隠して有ると糖衣錠的に効果が有る。もうひとつは筋トレでこれも筋肉だけを鍛えるのではなく骨格との連動性を重視している。動いた時にカッコ良くみえないといけない、という観点である。女の人にうけいれてもらえる筋トレだから、通常の「ムキムキマン」になっちゃまずいわけだ。 これは爺にもぴったりなんだな。日常つかえる筋肉、というのはムキムキ筋肉じゃないからね。むしろ表からみえない身体をささえる筋肉の方だから、それをしっかり鍛えてスラリとみせるというほうが合っている。

かくて、爺に向くのは、女性用の美容体操だ、という結論になって、日々実行しておるがなかなかタノシイのであった。今月は69kg台定着と、ヨガのあるポーズが軽々とできるようになるのが目的。あ、あと水泳で300㍍ね。25㍍プールで最初、2回往復したらバテバテ。こないだはもう一度ふやして150m。せめてこの倍には回復したいなあ。子供の頃は1000mぐらいおよげたんだからねえ。ま、しかし楽しめるというのが一番の条件じゃよ。ほほほ。そのうちオバさん(というてもこっちからみりゃ若い娘じゃよw)たちのエアロビダンスのクラスにも復帰してやるべい、との野望をいだく爺である。

執筆者: Jun