2011年04月17日 22時44分 | カテゴリー: 総合

やっと今年の初ツーリング

なんせ2月下旬からのエジプト革命以来、中国の人権抑圧大ブーム、そして3.11と、新聞テレビあてにならんから、ツィッターに釘付け状態だった。で、いつのまにか庭は春の花が咲いてはおわり、桜が咲いちまったかとおもうと、もう花吹雪。こりゃいかん、わしゃツィッターのために生きてる訳じゃないし、そもそも東京電力原発はどうみても悪い方にいってるし、来年の今頃、どーなっとるか誰もしらんわけで、いまある命を満喫せねば、と本日は好天にめぐまれとるし、で、エイやいっちょいったれー、と秩父めざして午前11時ごろ出発。もう昼だよ。気合いのはいらねえツーリングもええとこだが、夜更かし癖がついてしょうがないのだ。

1時間20分で青梅の朽木街道のスタート地点までたどりつく。大体こんなもんか。帰りも同じぐらいかかるはずだから、走れるのは4時間だな。通い慣れた道だしまあ、ええやろ。

平地の桜は峠を越して、桃なのかな、もっと真っ赤な花が桜より元気に目立つ大名栗街道。いつものさわらびの湯だかの蕎麦屋で、いつもどおりキノコ蕎麦を注文。となりの客が「もう35分まってんだけど」というのにびっくりして、話をするようになる。クルマできてるがバイク指向があるようで、「シゴトやめたらハーレーに乗りたい」なんぞといいだすから、同年輩のよしみで最初はおよしなさいませ、という話をする羽目になる。

年配の初心者だと、自分もそうだったがツイ、ミエをはりたくなるのね。で、ハーレーとかになりかねない。こちらはカネがなかったからそうならないで済んだけど、実はいまになって50ccから200cc、225ccと、やってきたのはとてもよかったし、この先もせいぜい400ccだなあ。

定年→ハーレーってのは、かって自分も考えたが、夢の世界ならいいけど、現実にするには銭の無駄だもんねえ。やった連中は3年とは続かない。すくなくとも俺は10年ぐらい続いているから、いちおう爺からはじめた天ぷらライダーとして経験に基づく発言権ちゅうか、ご教示する材料はある。

おかげで蕎麦を待つ30分ぐらいの間たいくつしなかったわい。で、キノコ蕎麦は前回より全然うまくねえ。これは帰宅後、カミサンにぼやいたら「いま、春よ」といわれてギャフン。ナルホド。どうりで前食べた時は面白いオイシイへんなキノコがいっぱいだったのにやたら椎茸とエリンギばかりだとおもたわい。アホなのはわしであって、セメル権利なし。

1時すぎ、林道へむかう。どんどん上がって峠についたのが40分後かな。しまってるので、そのまま工事中の林道のダートにはいっていったが、これも2kmぐらいでストップ。それでも去年来た時よりは1キロぐらい伸びていたな。こういう工事はホントにいるのかなあ。たぶん山の手入れとかに要る…事になってるが昔はなくても間に合ってたわけだしなあ(・・?)。

ま、いいや。ふたたび峠にもどると2人のライダーがいる。ロードだね。こちらがこれからどうしようか、と柵を見ていると、若い方が「そこ通れます。僕ら秩父からきました」と。おや、通れるのならいってみよ。いつものコースだし。ほんとうに別になんの障害もなく、スイスイとさくら湖までいけちゃった。でも時間が3時10分。ここで秩父をまわると帰宅が遅くなるし、多分、青梅からまっしぐらのこの道より混雑したり信号があったりめんどうだ。ここは引き返すのが吉だろう。

と、考えてる間に、集団ツーリングの10台ぐらいがすごい勢いで飛ばして行く。若いなあ、と感心。一服してから私もその後を追いかける形で再び山をのぼりかえす。と、しばらくいくと、「通行止め」と書いた看板の前でみなおりてタバコすったりしてる。ちょっと会釈して、ついでに「峠とおれますよ」と声をかけると、リーダーらしいのが飛び上がって、「ホントですか!?」と寄って来た。どうやら知らないでここから引き返すしかない、とおもってたらしい。

バイク乗りってのはなぜか、さきっちょとかてっぺんまで行きたいのである。上の柵が簡単に動かせる事をつたえて、そのまま私がのぼっていくと、なんと頂上の前で、其の中の2人に軽く追い越されてしまった。速いなあ。追い越し様に丁寧に合図を送ってくれたっけ。

こちらはそのまま峠でその二人と会釈してノンストップで今度は下り坂。やっぱり引き返してよかった。同じ道でも行きと帰りではカーブが逆にちがって、結構新鮮な気持ちで下れるのであった。しかし、なんだか寒くなって来たよ。温度計をみるとのぼりには20度以上あったのが10度ちょいに下がってる。天気が下り坂になってるわい。ますます引き返しの判断は正解だった。

かえりは新青梅街道でナビをいれてみたら、おれよりナビの方が賢く、空いた道をちゃんと案内してくれて、予想よりはやく5時に帰宅。山間の村の春をけっこう楽しめた初ツーリングだった。
天気がよかったし、荷物もカッパを念のために持っただけの空身に近いツーリング。きのうできたばかりの高級メガネのテストがまあ、目的といえば目的だがさすがに近距離と遠距離を主に作ったから手元のナビがくっきり見えて、去年、北海道でメガネをなくして以来苦労してたのが噓のよう。このメガネをバイク降りる迄しっかりなくさないようにして使うのだ。

この間、タバコ吸う事に、エキスパンダーだの振動するボディブレード、握力強化バネなんぞを繰り返していた効果か今日は筋肉痛とか厭な痛みがないね。これはよろしい。とはいえ、走行6時間ぐらいが丁度いいな。今年のツーリングは走行6時間を基本につくってみよう。そうすると時間があまりすぎるから、それをどうするか、が結構課題であるな。

執筆者: Jun