2018年07月18日 23時14分 | カテゴリー: ダイエット

老人クロール太極拳泳法へ

 あちこちで、外は40度とか聞こえるこの夏、いつもの年なら家でノビとるのだが、今年は熱心にほぼ毎日ジム通い。ジムのほうが涼しいのである。それに老人ばかりだから、昼間のものすごい暑さの時は、プールががら空きで、二日に一度いくと、そのうち更に二回に一回はなんと一コース、まるまる自分だけとかが結構あるし。

 と言うて、こっちは「50mクロールができないで、途中でブクブク」。だが、これがまた良い。つまり、練習して、「お、今日は25mいけた」「今日は、復路の20メートルでブクブク」とか、老人水泳の進歩が味わえる。進歩の味わいは、少年の頃と同じで結構嬉しいのであった。本日はついに25mを12回、つまり6往復できた。無論、25mで足をついて、深呼吸して、10秒以上回復にかけて、また戻って、ゼイゼイと休んで…と。少年の頃は、なんとか足をつかないで、300m泳いだのとはだいぶ違うといえば、違うのだが、やってることは同じだといえば同じなのであるから、楽しさも、まずだいたい同じなのだ。日々是進歩。

 目標は、老年でも平気で、たゆとう海藻のように、ふわりふわりと300mぐらい平気で泳ぎきる老人クロールの達人たちの、かの「プールの太極拳」である。平泳ぎは前にやって、腰を痛めてしまったからなんとしてもこれを覚えないといかんのですわい。

 技術的には、先日、今の自分は、なんと体力的に50mのバタ足ができないのを発見して、毎回、ビート板をもって2往復。100mをバタ足で練習。これがまあ、なんとかやれるようになってきた。

 ところが、今日、後から来た女性が「老人クロール」やってるのを、プールサイドから観察していたのだが、驚いたことに、足は全然といっていいほど使ってないのね。まあ、凧の足みたいなもので、そのまま空中に浮かんでいるように、水の中でユラユラしてるだけである。それでも、平気で進んでいくし、こっちがゼイゼイ、サイドでノビている間にも、1往復、2往復、3往復と進んでいく。まさに、水の太極拳であるですな。無理に息をつごうとしてブクブクとかならない、一定のリズムでメトロノームのように水を手で掻くようにタイムを刻んでいく。うーん、すばらしい。

 でも、だいたい、自分以外はそういう水練達者のワカメ婆さんとか、カツオ爺さんばっかりだなあ…。ジムはむきむきジジだの、ケツばりばあさんばかりだし、腹の出たやせっぽ爺さんは、なかなかいる場所が見つからねえ。

 ま、この調子でやれば8月中には、なんとか「老人クロール太極拳泳法」を身につけられるかな。なんせ、こう暑くちゃ、他に行くところないからな…ただ、ジムで2、3時間過ごすと、結構運動になって腹が減って、バリバリ食っちまうから、体重は69〜70kgから全然減らねえ(^^;)。

執筆者: Jun