2015年01月19日 22時49分 | カテゴリー: 総合

三鷹の国立天文台はいいところだ

今日は月曜日、本来なら山かツーリングに出かけられる日なのだがなんと起きたのが10時半ではどもならんね。きのう、図書館で借りてきた宮城谷昌光の「草原の風」読んで遅く寝すぎた報いじゃな。ま、しゃあないから午後からイングレスお散歩。ちょっと寒くてヤだったが週半ばの天気があまりよくないというからこれぐらいでメゲちゃあいられない。
 どんどんリストがながくなっていくこのあたりのミッションのなかから、いざこれは面白そうだというのを選り好みできるようになると、贅沢なもんでまえならあるだけでありがたかった近所の簡単なヤツはあまり惹かれなくなるね。登山で知り合った山女が美人にめえても平地に降りてくると目がさめる、みたいなもんか、あはは。目移りするわい。

 なかで、なんとか科学館というのがよさげだったが、ネットで調べると今日はお休み。せっかくいくのだから開館日がええわなあ。と、目に留まったのがやはり理科系の「三鷹天文台」。前は何度もとおったが、あそこに普段入れるとはしらなんだ。以前はたしか公開日とか決まってそれ以外は入れなかったような。

 それが大学改革かなんかしらんが、国立の研究機関の法人化のあおりで一般公開するようになった、のかもしれないがとにかく毎日、10時から4時までなら入れると書いてある。なにより、イグレスのミッションがあるということは入れる証拠だわ。

 重々しい看板の門は昔のままなんだろうが、受付ではあっさり「見学者」ワッペンをくれて入れた。あとはイングレスナビのお姉さんの英語にしたがって一周すると見学者が入れるところはみな見ることができる、という仕組みはいい。案内図よりわかりやすい。だって、みんなポータルになっとるからね。
20150119-岩でもおちてこないかしら.jpg
 ここはいいねえ。第一、人がほとんどいなかったせいもあるけど、広い森の中をひとりで散歩している気分。そしてところどころにまるで童話かゲームにでてきそうな奇妙奇天烈な格好の建物が突然姿を表す。まるでマグリッドの絵のように、空中に巨大な岩石が浮かんでいてもあまり不思議じゃないような感じがしたり、「アインシュタインの塔」というのは、なんだか少年探偵団の怪人二十面相の本拠地みたいで楽しい。
20150119-アインシュタイン塔.jpg
 「アインシュタイン」の塔というのは、なんと本当に「重力は空間を曲げる」というかの相対性原理がまだ証明されていないときに、太陽の重力で星からの光が曲がるかどうか、を調べるために建てたというんだなあ。あの原理はなんど入門書を読んでもさっぱりわからんが、この古びた塔がそのためにたてられた「塔まるごと望遠鏡の建物」という説明はわかった。
20150119-ガリレオ.jpg
 ガリレオがはじめて人類として宇宙をみつめた望遠鏡のレプリカだとか、チリの5000mの高原にあるいまのアルマ望遠鏡とか、話には知っていてもやっぱり展示をみて説明のビデオをみてよかったよ。素直に人間てえなあ、えれえもんだねえ、と感心するもの。

20150119-桜.jpg 古いドームの前に、びっくりするぐらいの桜の巨木があったから、咲く頃ばあさんをつれてきてやろう。
20150119-昔の三鷹天文台.jpg

そういえば昨日が結婚40周年だったそうだが、ばあさんに「あすから41年目ですよ」といわれるまですっかり忘れていた。「おお、そうかそれは…じゃあなんかお祝いしなきゃいかんかったな」というたら、ばあさんは「こんばんすき焼き食べたからあれでいいでしょ」だと。うむ、安上がりのばあさんでよかったw。

本日のイングレス散歩はセブンコーヒーものまなんだから費用0円であるな。


執筆者: Jun