2015年01月18日 22時12分 | カテゴリー: 総合

歳三と馬を訪ねて

晴れ渡った青空が一面に広がるお散歩日和。きょう行かないようではイングレス神様にかおむけできませんな。というわけで昼飯は駅に近いおいしい五島うどんのお店ですませて、午後はまるまるイングレス・ポタリングで府中市へ向かいました。あのお金持ちの府中市は3kと呼ばれる我が市と隣接二市(ともにKではじまるので”3K”と呼ばれるw)の羨望の的でして、嫉妬心からあまり行かないんですわw。

 で、本日選んだミッションは「司馬遼太郎の『燃えよ剣』をたずねて」みたいなタイトルで、かの土方歳三の活躍する府中付近の小説にでてくる場面を訪ねよう、という趣向。府中は甲州街道沿いの大宿場町であり、大国魂神社など古い神社もおおく、池波正太郎の小説にもよくでてきます。鬼の平蔵が友人をともなって府中を訪ねたりしてますわい。いまでも小さなお寺だの商店にもところどころ古い時代を彷彿とさせる建物が何気なくのこっております。

 で、期待していったんだけどうーん、なんちゅうか小説のほうの細かいところなんぞおぼえてないのと、そのポータルのいわれを書いた説明が文字が小さくて読めないうちにサッと消えてしまうのでなにがなんだかわからないうちにおわっちゃった。収穫は分倍河原古戦場の跡がここだったのか、と知ったことぐらいですな。新田義貞と鎌倉勢が戦った場所です。いまはこぶりの公園みたいになって別に往時をしのばせるものはないけど、まあ、鎌倉街道がこの北の国分寺からずっと東山道の古道にむけて通っていた、というのはよくわかります。

 あっという間に終わってしまったのと、最後の地点が東京競馬場前だったので、もうひとつぐらい、と「府中馬めぐり」というのをやってみました。これは存外拾い物で、最後のいくつかのポータルが競馬場の中にあります。フツーならもうあの巨大な銭投げ捨て用の国立施設に脚を踏み入れることはないわけですが、中にあるんじゃしょうがない。競馬場そのものは入場無料ですからな。

 もう、それは至れり尽くせりの国立豪華現金投機場のなかには、どうみてもみな兄弟みたいに似通ったおっさん、お兄さんたちが真剣な顔して競馬新聞に鉛筆なめなめいっぱいおりました。しかし、今日は開催日じゃあない。ないけれどもここは場外馬券場でもあるから相当な数がお金を捨てにきておりましたわい。ま、なかにはうまくいっておれいのつもりなのかな。こういうのもありますがね。
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 なにわしも昔やったことがあるから、べつにバカにしやしません。自分で稼いだ金ならどう使おうがご自由に、でござる。それにこの種の施設は文明を人類が手にした時からあるわけで、人間性の本質に深い関わりがあるで、薄っぺらなドートクなんかでどうこう言うのは言う方がアホです。まあ、金捨てる方も別に賢くはないw。

 ここで良かったのは「競馬博物館」というのが併設されていた。かつての名馬、セントライトやシンザンあたりから、トウカイテイオーぐらいまではわしも名前ぐらい知ってるが、最近のはしりませんがそおいうのの勇姿がいっぱい飾ってあったり、イギリスの100年前のダービーの様子を描いた版画とかもけっこうあって楽しい。無料ですしね。
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 というわけで、本日、またもやイングレス様のお導きで、それなくしては決して一生行かなかったであろう場所に出会うことができましたわい。これで完遂ミッションが12になりましたが、なんだかどんどん増えてるようなきがしますなあ。最初の頃は3ページぐらいだったのがその倍ぐらいになっております。

 玉石混交であろうとなんであろうと、これだけの気軽なお散歩プログラムが自由に作られるというのは素晴らしい。なんかテーマを持って自分でどこかを訪ねよう、なんぞと考えたら事前の調べが大変ですもの。それに自分では絶対選ばないようなテーマのミッションには必ずおもいがけない場所や出会いがありますから。ますますジジ向けお散歩ソフトとしての価値を感じますわい。4時間楽しんで費用は100円のセブンコーヒーだけじゃものw。

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執筆者: Jun