2015年01月11日 20時34分 | カテゴリー: 総合

目黒付近を老人徘徊イングレス

 歳をとるにしたがって次第に外出が少なくなるような…あ、ら最近なってないわ。イングレス様のおかげでしょっちゅうであるいて足が丈夫になってしもてJRの階段なんざひとつ飛ばしで上がってしまうな。外出は増えたが、外食は増えない。ツーリングとかはコンビニおにぎりですからな。ですから外食のチャンスは貴重である。
 で、本日は縁あって写真展をみて、都会の真ん中のミッションをみずてんでやってみようという一石二鳥の試みで目黒にやってきた。大鳥神社のとなりの写真展だから駅前の大通りの坂道を下るだけ。わかりやすい。でも目黒の駅もハイカラになっちまってとまどうね。いまや高級住宅街をようする堂々たる驛だから、時々のように目黒というと赤井御門守やサンマを思い浮かべるようなのは時代遅れなのである。もうおしゃれな街なのよ。
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 ところが嬉しいことに坂道をおりていくと、昭和の匂いがプンプンするような商店街の看板がありましたな。なんとのどかな。「大鳥商店街」に「さわやか信用金庫」ときた。いいねえ。こういうの。で、これまた昭和そのものの味わいのある写真展をみて、昼飯を食うならチェーン店やおしゃれなパスタでなく、絶対商店街のまずいラーメンを食いたくなった。うまいラーメンではだめである。そんなものはどこにでもある。いまや「まずいラーメン屋はどこへいった」という本が書かれる時代なのだわいさ。

 でも飛び込んだ商店街のラーメン屋は残念ながら外れ。汁をみんな飲んでしまう程度に美味かったのだった。ああ、残念。

気を取り直して大鳥神社からイングレス様を起動して、たくさんでてきた目黒ミッションのなかから一番時間がかかって年寄り向きの「七福神めぐり」というのを選んでスタート。目黒不動尊からスタートというのもなにやら池波正太郎の世界みたいでいいではないの。なに大鳥神社からあるいて15分ぐらいのところだ。
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 と、なんとあったのである。昭和の懐かしい、いかにもきっと不味そうな醤油あじのラーメンがでてくるに違いない…とまではいわんが、おおいに不味さが期待できそうなラーメンもやってれば多分レバニラ定食もある、という香りがプンプンとただようお店…だが、ジジにはもういっぱいラーメンを食う胃袋の空きはのうなってしもとって、食うのは無理じゃったですな。せっかく時代物のお店をみつけたのに残念至極であるです。

 目黒不動尊というのは今日でも賑わっておりました。山門をくぐるときぺこりと頭をフツーにみなさん下げたりしてて地域に生きてる感じでいいですな。というかここもそうだけど、このミッションのお寺は皆、地域にしっかり根が生えてる感じがいまもして悪くないですな。
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 このあと、行人坂の大円寺(なんと、知り合いのわが大先輩はここでお生まれになったと!うーん、仰天ですた)からJRの線路を越えて、いま巨大タワーマンションだかさいかいはつだかしてる駅前をぬけて、白金のほうへぬけて、「プラチナ通り」とかいうイヤラシイ名前の道でまよったりしましたが、2時間半ほどぶらぶらして歩行距離10km。
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 お寺が一番、楽しかったのはきっとそろそろお迎えが来る年に近づいているからに違いない。こういうミッションがあちこちにあるなら、イングレスのスマホもってぶらりと都心に遊びにいく、というのも新しい趣味として成立しそうな気がいたします。さてもおもしろいゲームだ。ぜひ世のジジばばに広めてあげたいが…なんともちょいと敷居が高いのはしょうないですなあ。
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執筆者: Jun