2015年01月09日 21時47分 | カテゴリー: 総合

旧国分寺跡周辺

本日は昨日味をしめた国分寺の旧国分寺跡周辺の2時間半かかるというミッションに挑戦してまいりました。駅でいうとふたつ先なのでさほど詳しくはないのですが、なんどか自転車で遊びに行ったことはあります。でもちゃんと回ったことはないからいい機会でしたし、おおいに日本史の勉強になりました。
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 昨日のミッションが終わった駅の近くの、古代の道の遺構からスタート。なんでもここは昔の「東山道」(のちの中山道はその一部らしい)と、当時はまだ未発達だった東海道をきたから南に結ぶ「東山道武蔵路」だかの途中にあったそうです。ちょうど国分寺から小金井の南には30mほどの崖になった「ハケ」と呼ばれる地帯があって、そのしたに奈良時代の国分寺がおかれていたそうな。きっと良い水に不自由しなかったからですかね。

 その国分寺はいま、小さな同名のお寺がありますが、これはまあその古代の国分寺とはあまり関係なさそうな可愛いお寺になってます。その南側が本来の国分寺跡地らしく、たしか昔、このあたりを開発業者がミニ住宅にしてしまおうとしたのを反対の市民運動がおきて、市もしかたなく押し切られる形で保存に同意せざるをえなかったような話。でも、今では市もこころをいれかえて、ちょっとづつ買収して平地にして史跡として保存するのに力をいれているようです。

 ミッションはその遺構から今は公園になっているおおきな広場を抜けて、ときどきテレビにもでてくる「お鷹の道」というちょっと昔の風情をのこしたいい感じの路地のようなところにでます。お鷹さん、という人でもいたのか、とおもっていましたが尾州徳川のお殿様の鷹狩り用地だったみたいですね。
20150109-お鷹の道説明.jpg

 このミッションにはそんな説明をいやおうなしに読まないと先へすすめない、という工夫がありました。というのは何箇所かにただポータルをハックするだけではダメで、質問に正しい答えをいれないと前にすすめないんです。「全国に国分寺を建立せよとのマルマル天皇の勅が下った741年(天平13年)」とかあると、そのマルマルにちゃんと天皇名をいれないとミッション用のハックできないんですよ。まあ、そこいらにある看板を丁寧によめば書いてあるんだけど、ついイングレス頭になってると先を急ごう、としてるからこれが結構ひっかかるw。

 最後の方の「国分尼寺」というところで「寺の前にマルを飾って」とかあるので、適当に「花」とかかいたら「ダメ」といわれて、答えは看板をよむと「幢幡」とか書いてあるけど、これようするに「旗」なんですがね。「花」じゃなきゃ「旗」だろうとわかってもスマホの質問をもう一度そうにもその質問そのものが消えてしまい、もう一度その質問画面にするのに四苦八苦しました。

 でも質問そのものはとてもよくできていたから、これは学校の先生が作ったミッションじゃないかな。

 国分寺そのものは礎石も付近の百姓が漬物石にでもしちゃったのかなにもないから「道」が遺構になっていて駅前もそうですが、へんに幅のひろびろした大通りがあるとおもったらその下に遺構があったり、国分尼寺の近くには、一部には昔の山道みたいなきり通しが保存されていて、東京郊外なのに想像をたくましくしたら、昔の旅人や山賊でもでてきそうなちょっといい感じのところがありました。
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 今度、婆さんをさそって散歩にきてみよう、とおもったですわい。ということはこれもイングレス様のお導きですのう…いや、たいしたもんだ。ここも徒歩でゆっくりくれば昨日のハケの道同様、1日たっぷり楽しめるとおもいます。

執筆者: Jun