2015年01月05日 11時22分 | カテゴリー: 総合

新年は古いバッグの再生から。オラも再生めざすべいw

新年の4日、一ヶ月ぶりに愛用の「お散歩バッグ」が修理されて戻ってきた。大げさにいうと義父の形見だが、まあ、そんなたいそうに考えていたわけではない。極厚での帆布でできた小さなバッグだが、背負えるようになっていて、まさにそのへんをうろつく時にリックほど大げさにならなくてなかなか使いよいバッグだった。しかい肝心の留め金をつけてある皮の部分がなにもせんのに勝手にちぎれてしまった。

20150104-siraibag.jpg そんなに毎日、酷使するようなものではないから、経年変化で皮自体が弱っていたのだろう。しかし全体のつくりがしっかりしてるだけにもったいな。ふだんまったく物に執着のない、何十年前に取材協力でもらったNHKのナイロンバッグを平気で死ぬまで使っていたような義父が、なんでこんなおしゃれなバッグを買ったのかもわからない。どこで買ったのかもわからない。

買った店に修理にだすというわけにいかんのならひとつここはジジが皮細工道具をつかって直してやろうとじっくりみたのであるが、さすがにプロの仕事だけあって、下手に手を出すとみっともない形になりそうだ。

 よーくみてみると小さな布に「Shirai design」と書いてあるから、ネットで検索をかけてみたら一発で青山にあるバッグのお店だとわかった。あのへんにはオシャレーなバッグやがごろごろある。どこも結構なお値段の、そのかわりしっかりしたオリジナル商品をつくってるね。

 メールアドレスが書いてあったから、修理が可能かどうかをきいたら、翌日には返事がきて「当店の商品はすべて修理可能です。送ってください」と住所が記されていたから送ったのが12月5日。で、きのう無愛想な紙袋にポイといれてガムテープでとめたいかにも職人工房から直送というかんじで送り返されてきた。修理代は送料込みで3450円だかだが、A4の紙一枚に「振込先;XXXXX」と書いてあるだけである。そういや、修理依頼の時にも銭の話は全然なかったわ。

20150104-修理されたバッグ.jpg

修理希望として「形はオリジナルと違って良いから、ちぎれないように丈夫なつくりに直して欲しい」とかいておいたが、希望どうりこれならちぎれない、という布製に取り替えられてきた。一緒におくられてきたカタログをみるともうこの形はつくってないらしいが、似たような「お散歩バッグ」は健在である。定価15400円。なかなかお高い。

 他にもいろいろ帆布バッグが掲載してあって、F6スケッチブックがはいるのとか、あって裏側はしっかり防水してあるね。「アーティストリック」というのは山でスケッチしようという人のためのものらしいが、とても落ち着いた良い感じ。お値段35000円は別に高いと思わない。

 ただ、山でスケッチって結構腕が立たないとだめだよなあ。イングレスで時間をくうのとおなじぐらいでさっさと描けないとひがくれちまうから、ジジには無理。それにもう茶箱いっぱいではいりきらんぐらいの一生分のリックサック持ってる。頒布も須田帆布のがきにいってていくつもある。身はひとつ、それもイングレス様のおかげで去年暮れから山に復帰しなければみなゴミになっちまうところだったわけで、もうこれ以上買うわけにはいかないなw。しかし、こういうのはみてるだけでも楽しい。山でこういうリックを背負った渋いジジイなんかに出会ったら格好いいだろうな…って、あ、俺もジジだったわい。ほい、今年はひとつジジ本体の脚力、体力の再生修理、とまいろうかの。

執筆者: Jun