2014年12月25日 22時25分 | カテゴリー: 総合

老人低山登山に「イングレス」最適だ!

 行ってきました。今年最後の山のイングレス。なんと朝、5時45分起床、8時半登山開始、下山終了4時半、歩行11761mのハッキングの山旅。おもしろかったですね〜。なにより9月17日から始めたこのゲームのおかげで、再び山を歩けるようになった。このゲームがなかったら99%こんなことしてないですからなあ。
20141225-関東平野一望.jpg
 小仏行きのバスは7時10分高尾発。逆算すると6時20分に家を出ないと間に合わない。文明の御代で「乗り換え案内」を調べるとそうなる。そもそもこんな時間になんかやろうという気がおきるというのがすごい。朝はいつまでも寝てたいタイプですから。

 それが、休日明けでおばちゃんの登山者二人と私だけが終点でおりました。バスの中どうでもいいようなことをぺちゃぺちゃしゃべりつづけの50歳代のおばちゃんは、小さなリックひとつであっというまにバスからおりてスマホの登山マップアプリをセットしている私を追い抜いて、二度と後ろ姿を見ることはありませんでした。こういうおばちゃんが実はすごいハイカーなんですな。ま、こっちはジジだから別に競争意識はないけど。

 急登は覚悟の上で、200数えて休み、100数えて息を入れ、最後は50歩でハアハア、と。道も一箇所間違えて30分ロスしましたが、なんとか1時間半で景信山頂上へ。そこから10分ほどくだったところに、昨日のよるしっかり見ておいたポータルがありました。なんだか位置がおかしくてさらに30mほどずれたところでやっと煙をつかまえて、これまた昨日、教わった「ウィルス」(ADA Refactor)を…あら、使い方しらないw。でもまあ、多分、爆弾と同じだろうと大体の検討でぶっぱなすと、あっというまにポータルの色が変わって自分の名前になったです。すごい。でもこれレベル8まで何千回ハックしてふたつしかないから貴重なもんなんですな。たしかにこんなもんがゴロゴロあったらゲームが破綻してしまう。
20141225-ウィルス使用前使用後.png

 で、それからここの水やり用ポータルキーを二つゲットするのが結構苦労で、せっかく5分まってもキーが落ちてこなかったりして約20分ついや。やっと手に入れたら陣場山方面から緑のジャケットの二人組がおりてきたから、あら、ライバル陣営かしら?とおもたがただ緑の服きてただけだったです。
20141225-敵?.jpg

 景信山まで登り返して、そこの道標もポータルなのでハックしようとしたら、なんとドコモでも認識しないのに悪戦苦闘すること40分。なにおにぎりたべてお茶飲みながら、眼下の景色を眺めてタバコ吸って時間をつぶしてるだけなんですけどね。今回もまた50mほどあちこち歩いてやっと電波をひろってキーをふたつゲットしたら、もう11時でした。

 あとは高尾山への縦走コースです。先日、AUのスマホもって電波つかまえられず無駄足を踏んでいたから道はわかってるし、そもそも一本道ですし、天気もわるくないし、気楽な道中…とおもったのですが、やはりポータルをなかなか認識しない現象と、リンクをはろうとおもうとスキャン時間が長ことには閉口します。

 リンク先の候補のアイコンがでてくるまで10分かかります。そして一本リンクをはるとまたスキャンしなおしでさらに10分。3本張ろうなんておもったら30分、というのには参りました。これが山のポータルにリンクがあまり貼ってない理由なんですね。

 しかし、これは年寄りのエージェント登山には却って悪くないです。否応なしにゆっくりやすめるのと、そのあいだに回りや景色をじっくり堪能できていい。山のぼりするひとってなんだかものすごい速さでとおりすぎて景色なんかあまりみてない人がおおいけど、こっちはもうゆっくり自然派のような顔をして道端に腰をおろして休んでいられるわけですから。
20141225-本日のコース.png
 そのかわり時間がかかります。ざっと登山地図の倍の時間が必要になりますね。トレイルランナーなら高尾ー陣馬山を走って往復できるぐらいの時間をかけて高尾山まで、道中ハッキングしながらたのしんできました。

 最後の段階で、高尾山一帯が巨大な緑に染まっているのにおどろきましたが、最後の坂道でその拠点の休憩所をみつけたので、お茶飲みながら色をかえていたら、やはり同じ目的で登ってきた人にあいました。実際に現場でエージェントさんにあうのは山では初めてなんで記念写真をとりました。
20141225-同志だ.jpg
 歩いた距離は前回と同じですが、ぐっと楽になったのは自分の体が山のぼりの呼吸を思い出したんでしょうな。登山している人にきくと月に2回ぐらいきてるとどんどん体が慣れるとか。月二回ならまさに自分がやってるペースに近いから無理なくできそうですわい。いや、年寄りのお散歩ソフトとして最高だとおもっていたが、年寄りの低山歩きの友としてもこのゲームは素晴らしい。いや本当に、老人医療費削減に貢献できますよ。もうちょっと登山なれしたら「イングレス・老人登山の会」をつくってもいいかもしれんなあw。

執筆者: Jun