2017年〜ダイエット諦めた適当ジジの旅

　昨日も今日もイングレス。というても今日のは「大戦争」などではのうて、谷中のお散歩のお誘い。それも若い女性が企画したちうことだ。昔知り合いだったF元青年のお誘いなんだがね。この歳のジジになって若い女性と一緒にお散歩などできるチャンスは滅多にないから喜んで行くことにした。ジムにはわしより若い女性である５０代、４０代がゴロゴロいるけれど…w
　で、１１時に日暮里駅から谷中の一帯をのんびり歩こうという企画らしい。たくさん来るのかと思ったら、女性と彼だけだったから一行３人。まあ、散歩ちゅうからにはこれぐらいでええ。二人だと男なら弥次喜多道中、女性だけだとデートになっちまうがね。ちょうどええわいw。

　谷中は１０年も前によく呑んだくれていたところではあるが、行くのは何年かぶりだなあ。夜ばかり徘徊しておったから、一度もみたことのない朝倉彫塑館をみて明治大正のアーティストのおしゃれなセンスと日本家屋のみごとなマッチングにおどろいた。ここをみなきゃ人生、損だったよ。塑像つくるのに３時間とかものすごいね、この人の生産性は。わしの好きな猫の像もいっぱいあった。ここはばあさんを今度つれてきてやろう。春の桜の頃がええかな。帰りには近くにごろごろ、これまた結構な鰻屋があるからね。

　すっかり満足してその向かいの「薬膳カレー」を賞味。なかなかお値段も結構だが、うまかったね。腹一杯になって、そのあと腹ごなしの散歩をしながらそこらじゅうにあるお寺の庭などを拝見、拝観した。金色の観音様みたいなのにはちょっとおどろいたねえ。ポータルになっておったが、拝むと金運が…とかあるのだろうか？


　この「ミッション」はなんせ谷中の墓地で終わるんだから年寄り向き。東大の献体した遺骨の慰霊碑と納骨堂まであるから、Fくんにポータル申請してもろた。採用の暁にはますますお迎えを待つ老人向きのコースになるじゃろてw。


　アラサーぐらいの写真関係の仕事をしておられるという女性もイングレスゲームのレベルを上げるのはあまり興味がないとかで、今のジジの好みと似とるから、のんきに歩けてとてもよい。

　ま、元青年はちと脳みそが緑内障にかかっておるらしくて、やたらなんだかハックして緑化したがる癖があるが、これはまあほっておく。人はそれぞれの楽しみ方でやりゃあええのがこのゲームの良さでもある。

　谷中の昼間ってのはあまりいったことがなかったが、たくさんの善男善女で賑わっていてまことに結構。甘い物、イカ焼き、お好み焼き、コーヒー店、手芸品店が前より増えていたような。減っていたのは夕焼けだんだんの猫ぐらい。賑わっていた。地域ミニコミ誌「谷根千」の功績はまことに大きかったと感心する。

　イングレスのポータルもいっぱいあって山手線をはさんで青と緑が共存しておるが、ここなら別にイングレス様のお力を借りなくても繁盛していけそうだ。

　こういう小さなミッションというのがいっぱいできて、小一時間でまわれる「名所」が東京はもちろん、全国にできるというのはすばらしい。その時間にあわせて旅先で、イングレスがなければ出会うことのない「小さな名所」に行けるのだから。地元の人が工夫して作ったポータルめぐりだから、案内書よりおもしろいものになる可能性が高いしね。このゲームの潜在的な発展性はまだまだあるとみた。

　約3時間でこの一時間ミッションを終えて記念撮影して駅前で散会。


　ジジは谷中せんべいをばあさんの土産に買うて帰宅。なんだか柔らかくて頼りない煎餅だなあ。わしゃもうちょっとバリバリしたほうがええが、これはこれでうまい。