2014年08月03日 12時08分 | カテゴリー: 総合

猛暑クラクラ

わ、気がつけばなんと半年ぶりのブログ更新だわ。ネコどもにはノミがわいて、庭につくった「一坪道場」はとっくに草むらに戻って、爺だけはむなしとしをとって猛暑であえいでいる。おととい上野公園から湯島まで歩いただけで足が帰宅後も熱をもってクタクタ。こりゃいかん。トレーニングを再開して身体つくりやり直さねば、とおもってもこの暑さじゃどうもならん。まあ、それでも走ったりしてる爺も小金井公園あたりにいくとおるんだが、ありゃアジア系のスーパーマンかなんかが年取っただけじゃねえかねえ…とても真似でけんぞ。

そのかわりに励んでいるのが「Clash & Clan」というソフトバンクの子会社が1500億円で買収したが、その後も日銭が何億とはいってくるという大ヒットゲーム。シムシティと部族戦争をあわせたようなもんじゃが、これに去年の10月初めに嵌って以来、もう10か月もやっとるな。それも片時もはなさずiPadミニで。その成果が写真である。が、やらない人にはもちろんこれがなんでスゴいかわからんじゃろ。当たり前だ。わかったらアンタのほうがおかしい、とおもてよろしい。仕事しながらこんなことやっとるようじゃいかんよ。まあ、実はいっぱいおるんじゃがね。

なにがええかというと、これは老人の老化防止によろしい。攻撃性抑制にもよい。なんせいきなり隣村、なんの怨みもない隣村をおそって金や資源をうばわないと自分が生きて行けない、ちう日本人にはとてもありえない発想からスタートする。最初の3日は保護されておるがね、それをすぎると自分がおそわないでもどんどんよそから襲いかかって来るから降り掛かる火の粉をはらわないではいられないのだ。襲われてあたまにきて襲い返す、とこれが儲かる。地道に自分で金掘りしてる100倍位儲かる。

で、自分もよその村に襲いかかって略奪するようになれば一人前。あとはその略奪資源を使ってどんどん村の防御を教化し、略奪軍を訓練して強くして行く。いくら強くしてももっと強い奴にはかなわないから、そいつらに奪われた分をこんどはもっと弱い奴らから奪い取る…をくりかえすうちに立派な略奪団ができあがる。

けっこう戦略戦術と瞬間の判断力もひつようだから下手な奴は淘汰されちまう。それでもやりたいやつは「課金」といってネット通販で「仮想通貨」を購入すればどんな武器でも買えるから、もう何十万円つぎこみましたなんてのが爺のしっておるだけでも結構おるよ。100万円ぐらいは使ってるやつがいたからからかっていたら「ぼくなんかたいしたことない、前のクランにいたワンマンのマルマル会社の社長の息子は1400万円つかったですよ」とかいうておった。しりあいがそのマルマル会社の株をもっておったから、そのうち社長がかわったらすぐ売る様にいうたけど。

あ、こういう会話ができるというのがミソで、自分が選んだりつくったりした「クラン」というのに入ると「クラン内チャット」ちうのができて、これがけっこうおもしろい。為替ディーラーだの東南アジア単身赴任だの、もっか不倫中女性だの、いろんなのがいて、ともに援軍をだしあって仮想戦争してるうえに、匿名だからけっこうスゴイ話を同志的雰囲気の中で話ちゃうのである。なんせ戦友ですからなw。結婚すべきかどうか悩んでる青年に、やめたほうがいいとか50歳代がアドバイスしてたりする。なにわしゃそんなよけいなことはいわん。たぶん最年長ぐらいだろうけどな。ばけておってもすぐバレるがね。名前が女の子みたいでもすぐノンベだとわかるわい。

まあ、あまりしりたくない他人のプライベートなことを聞くのがだんだんしんどくなって爺はいま国外のクランに引っ越したら、これが語学学習にじつによろしい。語学なんてえのはこのとしになると本を読んだり映画を見たりとかもうつまらん。実際につかいみちがないとやる気もおこらんのだが、このゲームだとなんせ資源を奪う相談、援軍の要請、城の構築のアドバイス、攻撃上の助言などやりとりがあるから必死になりますわな。さらに50人からのメンバーの管理とか叱咤激励とか、ナマケモノの追放とかくらん運営はほんとうに大変で、気を遣うのね。そうとうな能力が無いとバーチャルのリーダーでもなかなかつとまらんでクランがあっさり崩壊するのはおどろくほど簡単だ。なんせ給料とかで縛られてないからいやになったらすぐやめりゃええだけだから、なまじの人物ではつとまらんのよ、リーダーは。爺なんかもちろん無理。参謀としては優秀なほうだから重宝されるがね…ってわが實人生そのものじゃないかw。2014年8月3日段階のクラクラ

日本人だけのチームだと爺の様な性格でも気を使い過ぎてくたびれるから逃げ出して、いま台湾のチームにもぐりこんでいる。これからシンガポールや豪州のチームに参加してそのうち世界一周をしてみようとおもとる。ま、電子辞書とくびっぴきで一日中あそんでるうちに語学力のサビ落としもできてなかなかええですわい。

執筆者: Jun