テネシー州 八日目

桜井の首はほぼ限界に達しているが、ライダー、そしてトライアスリーターとしての桜井のプライドがそれに耐えさせている(写真左がその表情)が、いかんともしがたい。

そこで、テネシーのリンデンという村のTSで、急遽ハンドルを逆さにつけ、より楽に、上半身ごと起こしたような上体で走れるように自転車の一部を改めることにした。

日暮れ時のタイムステーションの一角で、メカ担当クルーが、変速などこまかい操作性に気を配りながらハンドルの上下を入れ替える。疲れを感じさせない手際の良さが、職人を感じさせる。

今回のレースではスタート後のメカトラブルが大きな障害となる率は極めて少なかったが、それは、これまでの経験からの予防策もさることながら、メカの功績を抜きには語れない。


走行中のペースカーからライダーへドリンクを渡すクルー。基本的に食事や睡眠の時間には限度があるから、食べるのは自転車上で走りながらになる。サポートのペースカーからクルーが供給する食べ物・飲み物には、CLIF BAR, CLIF SHOT、あるいはSAVASといった高エネルギースポーツフードと、桜井の好みに合わせた独自の食・飲料群。そして、桜井の嗜好を満たし、精神面を支える若干の好物などがある。

サポートクルーもまた、不眠不休の活動を強いられる。クルーは二組で入れ替わりしており、控えクルーが休みながらレースを追うために、モーターホームを使う。そして、そこにもドライバーとナビが必要となる。今回は30フィートのモーターホームが活躍し、チーム全体の指令塔・休憩室兼移動キッチンとなった。

RAAMを綴った本を読みながら次選手を待っていたタイムステーション50のオフィシャル・ボランティア。各選手の速度リストを作ったり、コースの訂正・変更を各チームへ通達するなど、レースを円滑に進行する上で重要な存在。土地不案内のサポートクルーが必要とする物の調達先をアドバイスもする。

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Photos, Graphic Design and Copies © Daisuke Tomiyasu