二日目 ユタ州東南部〜

レースはネヴァダからユタ州へ。タイムステーション13、セントジョージへと進む。気温は50℃を遥かに超え、筆者の手元のアルコール温度計の柱はあがりきった。時刻はレース時間の午後三時(東部時間)。西部は当然正午前後だ。
このような猛暑でも、トップ集団のRAAMライダーたちは互いに牽制しあい、休もうとしない。猛暑の区間は全コースを走る耐久力のない選手をふるいにかける区間だと言われることもある。桜井は強豪セアナ・ホーガン選手に迫る走りで、スタート以後760.74マイルのセントジョージでもなお、休みのないトップ集団のライダーの一人でありつづけた。
猛暑を乗り切る走りを支えているのは、ペースカーから供給されるものや振り掛けられる「水」。ペースカー前席のドライバーとナビが選手を後方から支援し、ペースカー後部では、クルーが選手へ受け渡す物の準備に追われる。材料などに取り囲まれた空間は、受け渡しのためにドア開放で、クーラーなしだ。
今年のコースはシーニックなポイントを押さえた設定であり、海外から参加している選手のクルーがその道すがら、景色をフィルムに収めている姿が良く見られた。ザイアンをかすめてからアリゾナへ入り、ページ〜モニュメントバレー、そしてコロラド州コーテヅへというコースは、アメリカの奇岩が生み出す特徴的な美しさや不思議さを十分堪能し、感じることができる。

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Photos, Graphic Design and Copies © Daisuke Tomiyasu